理事長所信

誇り高く歩んで行こう 愛され続けるJayceeへ

~敬意をもって次代へ繋ぐ 昭島の襷~

昨年3月11日、この日本に東日本大震災が発生し多くの方々が犠牲となり大きな爪痕を残しました。大切な家族を失い、愛着のある暮らしの象徴を津波によって流された被災地の方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

今なお、多くの方々の心の傷は癒えることはありません。当初、映像で映し出される光景はとてもこの豊かで美しい日本のものとは思えず、ただただ言葉を失うものばかりでした。被災地復興への道程は先が見えず、これほどの自然災害に見舞われることを誰が想像できたでしょうか。

この震災は東日本のみならず、日本全体に衝撃を与えましたが、一方、国内外でたくさんの温かいご支援もあり、その際、日本人が誇りとする美しい奉仕の精神をもった国民性が見受けられ、無機質と言われる現代社会の中で善意と奉仕の思いは小さな灯火のように始まり、今なお被災地各地で温かいこころの灯が点っています。

不条理なニュースや、自分の利の為、人を欺き命まで奪ってしまうような胸の痛くなる事件が多い中、このように善意と奉仕の輪が広がりを見せる今、家族や地域社会のあり方をもう一度見直す時が来たのではないでしょうか。震災後には人間が本来持ち合わせている道徳観念が呼び覚まされてきたと言われています。

人は誰もが一人では生きて行けません。

全ての命は母によって命がけで産み落とされ、当たり前の命などこの世に存在しません。時代は常に移り変わり、価値観も変化し続けますが、愛する家族への思いや人間としての正義、感謝といったものは永遠に普遍的なものです。そして、その根本的な事が脆弱であれば、決して多くを成し遂げる事はできません。自らの足下にしっかりとした根を生やし、努力や経験という枝を振るわせ、様々な修練を乗り越える事でやがて大木へと成長して行きます。

私たちのまち、昭島は緑と水に恵まれた住み良いまちですが、「まちづくり」の現状は、まだまだ課題が山積しているのではないかと感じます。今こそ青年会議所として昭島の明るい未来のため、子どもたちの笑顔を守り、市民の声に耳を傾け、この愛するまち昭島から「明るい豊かな社会」を創造していく為に、我々がまちのリーダーとして、本当に市民から必要とされる事業を展開し、尽力する時です。この時代に生まれ、この時代を託されている我々だからこそ、時代の目となり、市民の声を聞き、歩みを止めることなく進み続けるべきであると考えます。

誇り高く 愛され続けるJayceeであれ

我々青年会議所は「明るい豊かな社会」の創造の為、地域で日本で、そして世界で運動を続けています。純粋に奉仕の精神を持って活動することにより、地域社会の明るい未来の一助となるべく存在しています。我々が誇り高く歩みを続けることで、地域社会に笑顔をもたらすことができるはずです。例え、その歩みが小さくとも、着実に歩みを進めることで大きな一歩に繋がります。物質的豊かを得た反面、心が置き去りになったと言われますが、恐れず一歩を踏み出す勇気と仲間との心ある歩みは、たくさんの子どもたちの笑顔を生み出し、笑顔の連鎖で満ちた社会を創造できます。

「明るい豊かな社会」とは理想論とも言われますが、我々が理想を掲げなければ、この社会に夢や希望といった大きな理想も存在しません。自らの困難を乗り越える修練に耐える強い精神を培い、人を思いやる奉仕の心を持ち、同じ時を過ごす仲間と友情を育むことは、自身の成長の糧となり、青年会議所活動を終えた後に更に大きな力となり、その経験を発揮し社会に貢献できることでしょう。決して簡単なことばかりではない青年会議所活動ですが、一時の困難から目を背けてしまえば、次に訪れた困難に打ち勝つ事は、より堪え難いものとなります。逆に英知と勇気と情熱を持って、目の前の困難を克服できた者には、次に訪れた困難をも乗り越えるだけの力強さが備わっているはずです。時に逃げ出したくなるような大きな壁もあるでしょうが、その壁の向こうには自身の想像を超えた感動があります。未来を託され、未来を担う我々だからこそ、今この時代に真剣に向き合い行動しなければいけません。

1985年、社団法人立川青年会議所より発展分離し、この昭島青年会議所は創立されました。本年28年目となりますが、その歴史の中で先輩諸兄が育み、繋いでこられたこの襷に深い感謝と敬意を持ち、この時代に生まれた我々の使命を果たす為、高い志を持った青年会議所として市民の先頭に立ち、歩み続けていく所存です。

私は2007年に入会し現在までの約6年の間に多くの出会いに恵まれ今こうして地に足をつけております。その出会った全ての方に感謝し、そして、同じ志を持った同志、これから出会うであろう同志の為、2012年度昭島青年会議所の理事長として、責務を果たしたいと考えております。

2012年度、第28代理事長として重責を与えてくださった会員諸兄に深く感謝の意を表すとともに、皆々様のご指導、ご鞭撻、そして何よりご協力をいただきながら、昭島青年会議所の力強い継承と発展に向けて、全身全霊の努力をお誓い申し上げ理事長所信といたします。