理事長所信

スローガン
誠の友愛

 私たち青年会議所は明るい豊かな社会の実現を理念に掲げています。
それは全ての人々が常に公平で、愛と心の豊かさにあふれた幸せを手に入れるための運動だと考えております。
まちづくりは1人の力ではできません。1人1人の力は小さいかもしれません。ですが決して人間は無力ではありません。個人の力ではなく集団の力で様々な問題に対して真摯に向き合い、知識や見識を高め、どうすればより良い世の中になるのかを皆で一緒に考え、意見や行動をしていく。その積み重ねが、今という平和な日本を創り上げてきたのです。
一言で「協力し合う」と言っても1人1人顔が違うように、異なる生活、異なる思想、世代別によるいじめや差別、など私たちは様々な壁にぶつかります。その壁を壊して協力し合うのが答えなのでしょうか。いいえ、壊すのではなく共に越えるのです。
裏切らず、謀らず、同じ目線に立って誠心誠意をもって友と接する、それは人によってはとても簡単で、そして人によってはとても困難かもしれません。否定することは誰にでもできます。まずは肯定することから始めましょう。そして、度重なる天災、環境問題、福祉問題などと1人では到底解決できない問題が山積していますが、お互いが肩を組み、手を取り合って、如何なる高い壁や大きな困難をも越えるのです。それが明るい豊かな社会への一番の近道であり、最善の策なのです。

 今年は実に29年ぶりに昭島の地で、第47回東京ブロック大会が開催されます。
東京ブロック大会とは東京中に存在する各地の青年会議所メンバーが一堂に会し、年に一度、青年会議所の運動発信を東京都民にむけて広く行う非常に大きな大会であります。その伝統ある大会を昭島の地に根ざす多くの地元企業、関係諸団体の皆さまと共に行えることに感謝と誇りを感じております。
水と緑にあふれた「水辺のまち昭島」に生まれた私は幼稚園、小学校、中学校、高校と全て昭島の地で育まれ、志を共にする仲間たちと少しでもまちのため、ひとのために役に立ちたいという郷土愛あふれる精神の元、運動を行って参りました。
私の考える郷土愛とは「全ての人間が持つ心の奥深くに眠る感情」だと思います。
それはワインの澱のようなもので、ふとした切っ掛けで浮かんでくる、人によっては愛や誇りでもあり、中には良くない思い出もあることでしょう。私たちはこの大会でそこに一石を投じ、普段は意識していない感情を呼び起こし、今一度故郷のことを考える。その機会の一助になれる大会にいたします。
昭島市の魅力は何ですか?と聞かれたら私はいつもこう答えます。「言葉では語り尽くせないので是非、昭島市に遊びに来て下さい。美味しい深層地下水を飲み、豊かな緑に囲まれた空気を吸いながら、田舎の良さと都会の便利さの調和した住みやすいまちを素晴らしい仲間たちと一緒に散歩しましょう。」と。
第47回東京ブロック大会昭島大会は皆さまに郷土愛に沢山触れて楽しんで頂き、そして青年会議所の運動を発信できることの喜びを胸に私たちも成功に向けて一致団結していきます。

青年会議所は学び舎であると同時に志を共にする友との出会いの場でもあります。
面と向き合って対話することによって、コミュニケーションを高め、1人では解決できない問題も皆で知恵を出し合い、世代を越えた新しい発想でお互いを支え合える仲間たちがいます。
同じ志を持って活動する青年会議所には自己成長の機会が沢山あります。青年会議所だからできる、青年会議所でなくてはできない活動は必ずや自己の成長につながります。それは目に見えないかもしれませんが、強い意志として目に宿ります。何のために生まれて、何をして生きるのか、何があなたの幸せで、何に喜ぶのか、その答えは1人では見つけがたいでしょう。もしかしたら一生をかけても見つからないかもしれません。ですが、青年会議所にはその機会が常にあり、いつでもどこでも仲間がいます。そして、青年会議所の魅力の1つは20歳から40歳まで、誰でも参加できる団体であるということです。今という一生に一度、限られた時間の中で志を共にする仲間と歩んでいく。一歩先は目の前に広がる明るい未来であり、私たちはその勇気ある一歩を共に踏み出す仲間を探し求め続けています。
人は必ず老いていきます。年齢を重ねるたびに体力も落ち、記憶も薄れていきます。ですが、年齢を重ねるたびに厚く濃くなるものは友情です。親が子に色濃く血を繋いでいくように友から友へ繋ぐ友情の架け橋こそが未来を明るいものとするのです。
そして、青年会議所活動を行っていくには家族や会社の理解ならびに協力がなければ、難しいものとなります。常に感謝をもって家族を大切にし、仕事に一生懸命取り組み、40歳までという限られた時間の中で誠心誠意をもって活動する。その志に誠の信念があるのならば、必ず家族や会社は応援してくれることでしょう。

誠は、「言」を「成」す、一度言葉にしたことは必ず成すという漢字の成り立ちからきています。誠とは内外一致、表裏一体、自分にも他人にも純粋な心で向かい、思ったことを実行し、しっかりと成されるまで継続するという意味でもあります。
 私たち昭島青年会議所は、人類全体を1つの家族として包み込む人間相互の兄弟愛こそが誠の友愛であると、揺るぎない信念を持って青年会議所運動に邁進して参ります。

 昭島青年会議所は明るい豊かな社会の実現の理想を掲げ、今から33年前、1985年社団法人立川青年会議所より発展分離し、736番目の青年会議所として設立されました。先輩諸兄姉の想いと行動の積み重ねが礎となり、青年会議所運動を応援して頂いている市民の皆さま、行政ならびに各諸団体の皆さまのご理解とご協力に心より感謝を申し上げます。
最後に、このたび昭島青年会議所2018年度、記念すべき東京ブロック大会昭島大会を迎えるこの年に、第34代理事長としての重責を与えてくださった会員諸兄姉に心より感謝するとともに、皆さま方の今後ますますのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。誠心誠意をもって理事長の重責を全うしていく決意を申し上げ、理事長所信とさせていただきます。

 

昭島青年会議所 第34代理事長 鈴木 大佑