理事長所信

 昨年は、熊本地震、東北北海道地方の台風による災害など、日本各地に大きな傷跡を残した年となりました。地震や洪水によりお亡くなりになられた方々に、お悔やみを申し上げますとともに、被災されました方々に心からお見舞いを申し上げます。
 今も尚、復興は終わっておらず、多くの被災者が不自由な生活と先の見えない不安な日々を過ごしています。天災、それは決して他人事ではなく、いつ自分の身に起こるかもれないという危機感と当事者意識を持たなければなりません。自分に出来ることを何か少しでも実行しなくては、という意思の元、私たち青年会議所は各地で様々な行動を起こしています。今後も支援を続けることだけでなく、天災に対応出来る知識と心構え、そして地域との連携が大切なのです。一人ひとりの行動は小さくとも、その小さな行動が集まることで、自分の住むまちから全国へ広がりその積み重ねが大きな力となるでしょう。

 近年、バリアフリー化が進み、多くの場所に点字ブロック、筆談ボードなどが普及してきており、障がいを持った方が一人で外へ出かけやすい環境が整いつつあります。しかし、本当にそれだけで障がいを持った方達は、安全に外へ出かけ、楽しむことが出来るでしょうか?それらは安全に出かけられる一つの道具に過ぎず、何かトラブルが起きた時には必ず人の手が必要になる時があると思います。そんな時、私たちはさっと手を差し伸べることが出来るでしょうか?どうしたら良いか分からないから、と多くの人が手を差し伸べる事を躊躇してしまうかもしれません。どう対応すればいいかの知識が少しでもあったら、手を差し伸べるその一歩を踏み出すことが出来るはずです。その第一歩を踏み出せる人が一人でも増えたら、思いやりにより、もっと安全でみんなが過ごしやすいまちとなります。そんなまちこそが、明るい豊かなまちの一歩となる事でしょう。

 昭島市はショッピングセンターなどの商業施設が充実しており、東京都でありながら自然が多く住みやすい地域です。その恵まれた環境、まだ知らない事があるかもしれない昭島の魅力を再確認し、この住み良い昭島を知ってもらいたい。そして、より多くの方に足を運んでもらう事で昭島を盛り上げ、笑顔溢れるまちを創造することが、私たち青年会議所の使命だと感じております。更には、東京から日本を変えるそのきっかけ作りが、昭島にも出来ると信じ、メンバーが同じ方向を目指し、昭島を盛り上げる運動を行って参ります。

 青年会議所には助け合える仲間がいます。青年会議所を通じて知り合い、そして一緒に活動し、支え合える、そんな仲間です。そして世界中にその仲間を増やす可能性を秘めています。青年会議所の活動は楽しいことばかりではなく、仕事や家庭がある中で活動をしていますので、時には投げ出してしまいたい時や、泣きたいほどつらい時もあるかもしれません。しかしそんな時こそ、自分と仲間を信じ最後まで諦めず行動することが大切なのです。そうした責任感をもった行動と、チャレンジの積み重ねは自己の成長へとつながり、仲間の存在の大切さを知る機会となります。決して強いだけではなく、お互いの弱さや強さを認め合い、共に支え合える人材こそが真のリーダーと言えるでしょう。

 ここ数年、昭島青年会議所は会員拡大の意識が強く、少しずつではありますがメンバー数が増えつつあります。とてもアットホームな雰囲気があり、一人ひとりの意識と能力が高いメンバーが揃っています。しかし、青年会議所には卒業という制度がある為、今のメンバーのまま活動を続けることは難しい為、新しい仲間を増やし続け、より発展させていかなければなりません。
 青年会議所は、20歳から40歳であれば誰でも活動できる団体です。男性会員が中心だった数年前に比べると、近年では女性の会員が増えています。しかし、昭島青年会議所はまだまだ男性の会員が多く、女性会員を増やす必要があると考えています。男性会員はもとより、女性会員の増加は、今までにない斬新な発想、女性ならではの気配りなどが増え、必ず昭島青年会議所の活性化につながります。そうして集まった志を同じくする仲間との交流が、自己の成長にも繋がります。お互いに支え合い成長し合える仲間を一人でも多く増やすため、メンバー全員一致団結し会員拡大を行なって参りましょう。

 皆さんは、日々の生活の中で「感謝」をしているでしょうか?私たちは両親が居たからこそ、この世に生まれ育ち今の自分があります。人は決して一人で生きているわけではなく、家族はもちろんの事、直接的または間接的にも多くの人に助けられているからこそ、いくつもの困難にも立ち向かい乗り越えることが出来るのです。仕事を頑張れるのも、青年会議所で活動できるのも、家族や周りの理解や協力があってこそです。心の中で思うだけでは伝わりません。声や態度に出して感謝を伝えましょう。感謝を伝える事で身近な人の笑顔が増え、幸せを与えることができます。身近な人の笑顔と幸せの連鎖が、明るい豊かな社会へと繋がるでしょう。

 1985年、社団法人立川青年会議所より発展分離し、明るい豊かな社会の実現に向け昭島青年会議所は設立されました。今こうして私たちが昭島青年会議所のメンバーとして活動できているのも、先輩諸兄の想いと行動の継承があったからこそです。今も尚、支え続けてくださる先輩諸兄、関係者の皆様に感謝し、その想いを今後も受け継いでいきます。
 私自身、2008年度に昭島青年会議所に入会し、多くの同志に助けられここまで活動し成長をさせていただきました。その恩に報いるべく昭島青年会議所の為、助けてくれた同志の為、2017年度理事長としての責務を全身全霊で果たして参ります。
 最後に、第33代理事長としての重責を与えてくださった会員諸兄に深く感謝の意を表すとともに、皆様のご指導、ご鞭撻、そして何よりご協力をお願い申し上げ理事長所信と
させていただきます。

 

昭島青年会議所 第33代理事長 河村 美紀